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東高生に勧める1冊  生徒の皆さんには、是非々々、この1冊、『フェルマーの最終定理』(サイモンシン著、新潮文庫)を読んで欲しい。
  数学が得意な人は勿論、そうでない人でも、数学の醍醐味(数学における証明の面白さ、奥深さ等々)を知ることができる。私も高校時代には、虚数 i (-1のルート)を習ったが、当時は、机上で想像したこんな数値を扱うことに何の意味があることやら?と懐疑心を抱きながらも、試験にでるから勉強した。50歳を前に、この『フェルマーの最終定理』を読んで、虚数 i が秘める可能性のようなものを漠然とながら感じることができ、文字通り感動した。(数学の素人でも簡単に読みこなせる文章でありながら、このような数学の本質的な面を読者に理解させることができる、筆者の筆力は並はずれている)
  さらに、この本は、世界各地の数学者をピタゴラス等の時代から紹介しながら論を進めているので、単に数学のみならず、歴史観や人生観まで学べてしまうのだ。
  そして、それら数学者のなかに、日本の若き数学者がふたり紹介され、その二人の予測(谷山=志村予想)は、フェルマーの最終定理を証明するうえで、またそのほかの面においても、多大な知的貢献を人類史上に残しているのである。
  生徒の皆さんも、いま勉強している数学の先に、どんな世界が広がっているのか。また、純粋に学問を究めることの楽しさ、美しさ、尊さを感じることができると思う。同時に、生きるということは…。そんな哲学上のヒントも得ることができると思う。

  なお、天文学に興味のある人には、同じサイモンシン著の『宇宙創成』(新潮文庫)を、また、より数学的に読み応えのあるものを希望する人には、『素数に憑かれた人たち 〜リーマン予想への挑戦〜』(ジョン・ダービーシャー著。日経BP社)を併せてご推奨する。

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