「志邏伽之」に見る東高はじまり物語
美しい校歌 作ったのは誰?
新設の学校にふさわしい校歌をとその理想を高く掲げて作詞されたのは初代校長の石坂富司氏、
そして、作曲は当時の音楽教諭の杉嵜昭夫氏です。
作詞された石坂初代校長の思いの一端を2年目のあいさつ(4号)から読み取ることができます。
「充実の年 第二年目を迎えて」 学校長 石坂富司
…しかし、学校の真の充実というのはそこに学ぶ生徒達一人ひとりが心身ともに健康で勉学にはげみ、
調和のとれた豊かな良識を持つ人間への成長をめざして努力している、ということを措いて外にはないと思います。
私どもの毎日の仕事も亦、どうしたら生徒一人ひとりに、八王子東で学ぶ喜び、張り合いを発見してもらうことができるか、
ということで苦辛しているわけであります。
…何かひとつこれだけは全力を尽くしてやったという自信の持てるものをつかんでもらいたいと希っています。
教えるということはともに希望を語ること。
学ぶということは誠実を胸に刻むこと。 (4号)