こんにちは。１期生の卒業式前日の1979年3月9日に発足しました八王子東高等学校同窓会ですが、初代会長の責任をそのまま背負い続けております堀口昌哉と申します。創設当時は正に何もない状態から手探りで始めた活動でしたが、礎となったのは新設校で育まれた１期生の開拓者精神でした。そして次々に仲間入りした後輩達の力も加わり、一歩ずつゆっくりと進んで来ました。今や会員数は１万を大きく上回っており、「八王子東高校の同窓生」という括りの中にいる人々は徐々に大きな母体を形成して来ていると言えましょう。また個々の同窓生が様々な分野において日本や世界の舞台で活躍していることを見聞きする機会も多くなって来ました。特に年齢差がある場合に同窓生同士が直接のつながりを持つことはさほど多くはないのですが、この会は「同窓」という目に見えない縁を大切にすることで同窓生の拠り所となるべく存在しているものです。ただ運営はもちろん無償の奉仕活動であり、役員などの従事者に掛かる事務作業の負担は小さくありません。現実的に厳しい状況にも直面していますが、会の創設以降数十年の歴史を経ながら走り続けて来た第一走者から後続に上手く引き継いで行けるかどうかが重要な課題となっています。

　私たち同窓会とPTAの皆様とは東高創立25周年記念事業から交流が始まり、徐々に年長の同窓生と保護者の皆様の世代に差がなくなって来たことによって一層の親近感を感じるようになりました。2015年の東高創立40周年の際も、同窓会はPTAの皆様ともご一緒させて頂いて記念事業に微力ながら協力致しました。そのような節目の活動だけではなく、例えば広報紙を目にしたときなどにもPTAの皆様の熱心な活動には大いに感心させられております。私の在校時もそうでしたが、生徒にも教職員にも勝るとも劣らずの熱心な保護者の皆様に東高は支えられて来たのだと思います。PTAの活動に携わる皆様が日頃の多忙中にあってもご自分の時間を割いていらっしゃるのは本当に大変なことだと察しておりますが、これからも益々ご発展されることを願っております。